ちゃっかりモノ
ぽよは、かなりちゃっかりしている。
下の子だからだろうか?
先日帰宅したら、ぽよが新品のズボンをはいている。
ちょっとおしゃれなデザインだったので
何かイベントの時にでも下ろそうと思ってタグもつけっぱなしだったヤツだ。
もー、ダンナさんてば!
保育園から帰って来てから着替えさせるときはさ~
着ている時間が短いんだからさ~
なにも新品を履かせなくても・・・
そう思ったお母んじは、つい口走ってしまった。
「 あのズボンって、まだ新しかったのに…」
が、
どうも、ダンナさんのせいではなかったらしいのだ。
ダンナさんの話によると・・・
いつもどおり2人を保育園から連れ帰り、
夕食の支度をしている時のこと。
ふと洗濯機を見ると、
ぽよがはいていたはずのズボンが、
パンツと一緒に投げ込まれている。
「え?」と思ってぽよを見ると、
何事もなかったかのように、
その新品のズボンをはいていたというのだ。
お尻からタグをぶら下げたまま。
父「なんで新しいズボンをはいているの?」
ぽよ「え? ズボンがぬれちゃったからだよ。」
当然 のことのように言い放ったらしい。
トイレトレーニング中のぽよがチビるのは別に事件じゃないんだけど、
そういう時って、「ズボンぬれちゃったぁ」って親に言いにくるんじゃないのか?
2歳だぞ?(もうすぐ3歳だけど。)
「自己判断ですべて処理」っていうのはアリなのか?
しかも、新品を下ろすとは!
かなりのワルだな。
「タグはどうしたの?」とダンナさんに聞くと
「知らない。自分でとったみたいよ」
え? 紙の部分だけむしりとったか?
じゃ、あのプラスチックの糸みたいなのを切っておかないと。
で、今度はぽよに聞いてみた。
「ぽよちゃん、お尻についていたカードはどうしたの?」
「え? あのね、チョッキーン、って…」
「ええーーーっ! 自分で切ったのぉ?」
「うん☆」
と言って走り去り、
戻ってきたときには、
手に商品タグが握られていた。
自慢げに差し出す。
「ほら、ね?」
た、たしかに、紙はどこも破けてない。
ってことは本当に糸の部分を切ったんだ。
ちょっとぉ、大丈夫? 布まで切ってるんじゃないの?
慌てて確認するお母んじ。
布は切れていない。ほっ。
まったく。
悪いことしてないから怒るわけにもいかないし。
第一、見事な処理能力ではないか?
あまりにも「当たり前」然としたぽよの姿もなんとなくおかしいし。
なもんで、
ダンナさんも、私も、へらへら笑ってその場を納めるしかなかった。
しか~し。
ぽよのちゃっかりはコレで終わりではなかった。
同じ日の夕食後、食器洗いを終えてから
「ほら~、2人とも歯磨きは~?」
と、呼びにいくと、
アレ?
ぽよがまた違うズボンをはいてる。
慌てて洗濯機を見ると、さっきの新品ズボンとパンツが。
ええーっ? いつの間にぃ?
洗濯機にモノを入れるには、
洗い物をしている私のそばを通り過ぎなければならないはず。
ぜんぜん気づかなかったぞ。
ええー? なんで? なんで気づかなかったの?
ぜったいおかしいって。
気配消してるとか?
「ちょ、ちょっと、ぽよ! どうしてまたズボン変えてるのよっ!」
「え? だってぬれちゃったから。」
しかも今度は奥に入れておいたブランド物はいてるよ。
こんのォ~!
さっきので味をしめたに違いない。
いくらなんでもやりすぎ!
でも、その早業は笑っちゃうほど見事で、
同じ部屋でテレビを見ていたダンナさんも気づかなかったんですけど。
笑うべき?
叱るべき?
悩む~
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